入会文化の継承

先人たちの足跡、その尊い歴史・文化を後世に

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 その昔、人々は生きるために、生活の糧を森や野山に求めました。限りある自然の産物を分け合うため、人々は「入会」という文化をつくり、「分かち合う」ことで生き抜いていったのです。しかし、その道は険しく、さまざまな困難が行く手を阻みました。その度、私たちの祖先は命がけで苦難を乗り越え、道を切り開き、入会の権利を守り抜いたのです。


 時は流れ、私たちの暮らしは豊かになり、入会の姿も変化しましたが、地域住民が協力して入会文化を守り、分かち合う精神は今もなお、受け継がれています。これから先の未来、さらに地域は変化していくことでしょう。しかしながら先人たちが築いた尊い文化は色あせることはありません。本組合でも、絵本の作成や、講演会の開催、DVDの作成等を行い、世代を超えた人々に広く入会文化を伝承するための取り組みを実施しています。

恩賜林百年の森づくり・絵本シリーズ

富士山北面の入会の歴史などについて、子供向けの冊子・DVDを作成し、地元の小学校高学年の皆さんなどに配布しています。

絵本シリーズ

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北富士演習場内 国有入会地等の「火入れ」

 古くから、土地を豊かにし林野産物の育成や増産を目指すために各地で行われてきた火入れですが、私たちにとっては、もう一つの重要な意味を持つ行事になっています。
「北富士演習場内国有入会地等の火入れ」は、入会住民が富士山北面に旧来から有する入会慣習に基づいて、入会行為の利便および入会思想の高揚を図る機会になっています。この火入れは入会権の明認行為として毎年春先に行われ、旧11ヶ村住民の入会権擁護の意味を持つ、大切な行事のひとつです。

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